ミドルリスクミドルリターンともいわれているソーシャルレンディングですが、やりかたによってはハイリスクになることもあります。
今回は、ソーシャルレンディングでやってはいけないことについてご紹介します。
ソーシャルレンディングで失敗するとどうなるのか?

投資で大儲けしたとか成功したとかの話は良く聞くのですが、失敗した話はあまり聞かないですよね。人は良い話はするのですが、悪い話はあまりしないものです。
ソーシャルレンディングでも、毎年数百万円の分配金を得ているといったようなうらやましい話をよく聞くのですが、実は投資案件のデフォルト(債務不履行)で多くの資産を失っているケースもあるのです。
SBIソーシャルレンディングの太陽光ベンチャー倒産のケースでは、SBIグループの後ろ盾があったために投資家の損失は最小限で済みましたが、これはまれなケースであり、デフォルトが発生すれば投資金は戻らないのが普通だと考えた方が良いでしょう。
【失敗】ソーシャルレンディングでやってはいけないこと
ソーシャルレンディングでやってはいけないことには、以下のようなものがあります。
- 全財産をソーシャルレンディングに投資している
- ひとつのソーシャルレンディング事業者しか利用していない
- ソーシャルレンディング事業者の詳細を把握していない
- 投資案件を分散していない
- 投資案件の詳細を検討していない
❌ 全財産をソーシャルレンディングに投資している
自分の金融資産すべてをソーシャルレンディングに投資している人がいますが、かなり危険であるといえます。
ソーシャルレンディング業界自体が不況に陥る可能性もあるので、資産の多くを失ってしまう可能性があります。
❌ ひとつのソーシャルレンディング事業者しか利用していない
ソーシャルレンディングで最も怖いのが、運営する事業者リスクです。
ひとつの事業者しか利用していない場合に、投資案件を分散していたとしても、事業者が破綻してしまえば投資資金の全額を失ってしまう可能性があります。
❌ ソーシャルレンディング事業者の詳細を把握していない
最悪なのは、詐欺まがいの事業者を利用することです。
決算書等の内容を確認することで危険性を察知できる場合もあるのですが、何も調べないで安易に利用してしまうと、投資金をすべて失ってしまう可能性もあります。
❌ 投資案件を分散していない
ひとつの案件に大きな資金を投資してしまうと、デフォルト(債務不履行)が発生した時に多くの資金を失ってしまいます。
太陽光案件だから間違いないだろうとか、偏った思い込みがある場合に陥りやすいといえます。
❌ 投資案件の詳細を検討していない
投資案件をよく見ていくと、明らかに怪しい案件もあるものです。
財務内容が債務超過であったり、自転車操業のような案件もあります。
まとめ
- ソーシャルレンディングは分散投資が必須(事業者、案件ともに)
- 投資案件は詳細も検討する
ソーシャルレンディングは株式投資等と違い、価格の変動がないので分かりやすく、魅力的な投資方法であることは事実です。
しかし、やりかたを間違えるととりかえしのつかないことにもなるので、仕組みを理解してから投資するようにしましょう。
分散投資等のポイントを押さえていれば、リスクを最小限に抑えることができるのです。
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