投資にも多くの種類があり、ソーシャルレンディングもその一つです。
投資家の中には、資産のほとんどをソーシャルレンディングに投資している人もいるようです。
今回は、ソーシャルレンディングと株式投資を比較して、それぞれの特徴等を考えてみます。
【基本】ソーシャルレンディングの特徴
ソーシャルレンディングの特徴には、以下のようなものがあります。
- 分配金を得ることができる(2%~10%)
- 元金は変動しない
- 元金が戻ってこない可能性がある
- 投資先は上場会社もあるが上場してない会社が多い
- 投資先の財務内容等の情報は少なく信頼性も低い
分配金を得ることができる(2%~10%)
ソーシャルレンディングに投資をすると、分配金を得ることができます。金利はリスク度合いによって異なり、概ね2%~10%となっています。業者によって毎月受け取れるものもあれば、4半期ごとであったりします。
元金は変動しない
株式投資と違い、投資した元金が上がったり下がったりすることはありません。
元金が戻ってこない可能性がある
投資した会社が倒産したりすると、元金が戻ってこない可能性があります。
投資先は上場会社もあるが非上場会社が多い
投資できる会社には上場会社もありますが、非上場会社の方が圧倒的に多いです。
投資先の財務内容等の情報は少なく信頼性も低い
投資先が非上場会社の場合、売上や利益等の少ない項目しか知ることができず、かつ信頼性も低いです。
【基本】株式投資の特徴
株式投資の特徴には、以下のようなものがあります。
- 配当金を得ることができる(1%~5%)
- 元金は変動する
- 元金はゼロになる可能性がある
- 投資先は上場会社
- 投資先の財務内容等は全て開示されている
配当金を得ることができる(1%~5%)
株式投資では、投資した会社から配当金をもらうことができます。配当利回りは会社によって異なります。無配当の会社もあります。本決算と中間決算の年2回受け取れる場合が多いです。
元金は変動する
株価の変動により、投資した元金は上がったり下がったりします。
元金はゼロになる可能性がある
投資した会社が倒産したりすると、元金がゼロになる可能性があります。
投資先は上場会社
非上場会社の株を買うこともできますが、一般的な投資先は上場会社になります。
投資先の財務内容等は全て開示されている
上場会社であれば、財務情報等の情報開示は義務付けられています。
ソーシャルレンデイングが向いている人
ソーシャルレンデイングが向いているのは、以下のような人になります。
- 会社員
- 銀行預金の金利が不満
- 会社の財務諸表が理解できない
会社員
ソーシャルレンディングの場合、一度投資してしまえば償還になるまで何もすることがないので、忙しい会社員でもほとんど負担がありません。
銀行預金の金利が不満
銀行の普通預金金利が0.001%~の超低金利であることに、不満を持っている人は多いです。ソーシャルレンディングの分配金は2%~10%程度なので、銀行預金の2千倍以上のリターンが可能です。
会社の財務諸表が理解できない
株式投資の場合、財務諸表が理解できないと、投資すべきかどうかの正しい判断ができません。ソーシャルレンディングであれば、そもそも正確な情報に乏しいので、多くの知識は必要ありません。


株式投資が向いている人
株式投資が向いているのは、以下のような人になります。
- 専業投資家
- 資産を大きく増やしたい
- 会社の財務諸表を理解できる
専業投資家
専業投資家であれば、投資先の情報収集や値動き等の確認に多くの時間をかけられるので、株式投資に向いているといえるでしょう。
資産を大きく増やしたい
ソーシャルレンディングの場合、投資元金が増えることはないので、資産を大きく増やしたい人は株価の値上がりが期待できる株式投資のほうが良いでしょう。
会社の財務諸表を理解できる
会社の財務諸表を理解できるのであれば、投資判断に有利に働くので、株式投資に向いているといえるでしょう。


まとめ
- ソーシャルレンディングと株式投資は、それそれ特徴が異なる
- ソーシャルレンディングと株式投資には、向いている人と向いていない人がいる
ソーシャルレンディングと株式投資は、非常に特徴が異なります。
投資する場合は必ずしもどちらかの投資方法だけを選択するのではなく、両方を組み合わせていく方法もあります。株式50%、ソーシャルレンディング30%、現金20%のようなポートフォリオを組んでも良いと思います。
自分自身がどちらの投資方法が向いているのか、最適な方法を選択しましょう。
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